洋菓子党 2022.11.01
これまで多くのスイーツを食べてきたライカラ編集部。おすすめのスイーツを聞かれるたび紹介しては喜んでもらえるのが「SWEETS STUDIO éF <スイーツスタジオ エフ>」の「e’Fのシュー」。その美味しさの秘密をご紹介します!
「SWEETS STUDIO éF」は、岐阜の人気店や大阪の有名店で修行を重ねた藤原健太さんが独立し、2017年3月 地元に近い大垣市に出店したお店。
お洒落な店内には季節ごとのディスプレイが施され、季節毎のギフトボックスなどがワクワク感を演出しています。また、窓ガラス越しに見える厨房には若いスタッフがキビキビと動く様子が窺え、お店の活気が見て取れます。
当時31歳の若さでオーナーシェフとなった藤原さん。若さゆえの努力と信念で人気店となった今、その人気はどこからくるのか、お店のこだわりやお菓子作りに対する思いを探ってきました。
数多くある商品の中でも「éFのシュー」はオープン当時からの人気商品。
きらびやかなショーケースの中に並ぶと一見地味な見た目ですが、誰に食べてもらっても「なにこれ美味しい!」と喜んでもらえる「褒められスイーツ」なんです。
いちばんの特徴はその生地!ザックざく食感の生地は一口頬張るとその違いに驚きます。硬すぎてパイのようにバリバリになってしまう事もなく、食べる位置によってはサクサク、ざくざく、ザックざく…上からクッキー生地を重ねて焼き上げているので、食感が異なるのも楽しい!
そして中には、ぽってりとした濃厚なカスタードが溢れんばかりに詰まっており、口いっぱいに幸せが訪れます。
ただこのシュークリーム、シェフが納得のいくものに仕上がるまでに幾度となく改良を重ね、現在のレシピにたどり着くまでに4年かかったそう。
藤原シェフがこだわったポイントは、なんと言っても生地の食感。
通常では、前日に生地をこねて一旦冷凍し、生地を落ち着かせてから翌日焼き上げることが多いそう。ただ冷凍すると生地に若干の「しなり」が出てしまい、シェフの求めるザクザク食感には至らなかったんだとか。
そこでたどり着いたのが、「その日の分の生地とクリームはその日の朝に作る」事。そのほか生地の分量や配合など、気温や湿度によっても微調節を繰り返し、ついに納得のいくシュークリームにたどり着きました。
カスタードクリームも同様のこだわりが。コクがあり風味を豊かにするために選んだ牛乳は飛騨牛乳。卵は濃厚な味が際立つ栃木県の美珠卵(ミシュラン)という高級卵を使用。手間暇かけて毎朝炊く事で、新鮮でより滑らかな口当たりになります。
忙しい人気店にとって、毎朝早くから生地を仕込むのはかなりの手間。しかし、シェフが納得できる食感や味にするには、この手間が何よりも必要なんだそう。
また、当日分のみの生産のため大量の生産はできず、1日に作れる数は最大でも100個が限界との事。店頭にあれば早めの購入がお勧めです。
人気店の今だからこそ、こだわったものを届けていきたいと言う信念が随所に現れる藤原シェフのスイーツ。是非一度食べてみて、スイーツリストに加えてくださいね。きっと褒められること間違いなしです◎
今回は定番のシュークリームをPick Upしましたが、季節ごとに登場するスイーツも楽しみですね。今後も目が離せないお店です。
店名 | SWEETS STUDIO éF |
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電話番号 | 0584-71-6110 |
住所 | 〒503-0811 岐阜県大垣市波須3丁目41−1 |
営業時間 | AM10:00〜PM6:30(土日・祝日は09:30〜) ※年末年始は営業時間が異なります。最新の情報はWEBをご確認ください。 |
定休日 | 毎週木曜日 (祝・祭日は除く) ※年末年始は営業時間が異なります。最新の情報はWEBをご確認ください。 |
駐車場 | 店の前に26台。第二駐車場もあり。 |