和菓子党 2024.01.18
みなさん、苺は好きですか?そのまま食べても美味しい、スイーツやクリーム、あん、ジャム、ドリンク…いろんな楽しみ方ができる、最もアレンジされているフルーツではないでしょうか。
和菓子屋では「苺大福」が12月末から店頭に並び始めますね。1年を通しても人気の商品「苺大福」。今ではコンビニやスーパーなどでもよく売られていますが、食べ比べるとそれぞれの違いに驚くはず。
今回は、こだわりのお菓子作りをしている揖斐の老舗和菓子屋『みわ屋』に注目し、苺大福の製造から密着取材をさせていただきました!
苺が美味しくなる季節に合わせて始まる苺大福「ふわもち苺」。
主役の苺には、甘味と酸味のバランスが絶妙な「美濃娘」を使用しています。そのまま食べても美味しい苺なので、そのまま食べるより美味しくないと意味がない!と店主の牧村さん。「お菓子にすることでより美味しく」そのための様々なこだわりがここに詰まっています。
生地には、ふんわりしつつもっちりした「高山もち」をブレンド。つぶが大きくてしっかりとした美味しさのお餅になります。
苺大福をつくる際、牧村さんがこだわったのは「苺の風味を損なわない」事。
あんは白あんにする事であんに苺の風味が移り、より苺の甘さと風味が際立つんだとか。また、お餅にも木苺のピューレを混ぜて、苺の風味を付けていきます。
大きな苺を一つ一つ丁寧に包んでいきます。柔らかなお餅をふんわりと柔らかなまま包むのはまさに職人技!お餅に加えた木苺のピューレのおかげで、無添加でいながら淡い綺麗なピンク色に仕上がります。
ふんわりと柔らかなお餅を一口かじると、ジューシーな苺から溢れた果汁が白あんに移り、お口いっぱいに苺の美味しさが広がります。苺の果実そのものを食べるよりも苺を感じることができる、まさに牧村さんが求める理想の苺大福と言えます。
今季は新たに、甘味・酸味・風味が揃って「よつぼし」級に美味しいことから名付けられた品種「よつぼし」のふわもち苺が週末限定で加わります。
現状に満足することなく、少しでも美味しく安全なものを届けたいという牧村さんの探究心とこだわりが、今季も新たな商品を生み出しています。
ショコラ、ムレスナティー使用のキャラメルクリームティー、栗きんとん、揖斐産一番摘み抹茶、春日産深煎り焙じ茶。
可愛い一口サイズのふんわり大福が口の中で溶け出します。
『みわ屋』の始まりは明治22年。地域の方に愛され、長い歴史を歩んでいます。
店舗から徒歩4分の位置には、岐阜県指定重要有形民俗文化財でもある「三輪神社」があり、桜が見頃の季節には観光客も多く賑わっています。
気持ちの良いこの季節、ぜひお店に足を運び、みわ屋の歴史とともに地域観光も楽しんでみてはいかがでしょうか。
店名 | 揖斐菓匠庵みわ屋 |
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電話番号 | 0585−22−0305 |
住所 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪925-9 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 毎週木曜日 (祝・祭日は除く) |
駐車場 | 店前に4台。お店前の交差点北へ約50M先に第二駐車場あり。 |